毒親の対処法として戸籍の手続きに関する記事を更新したので、それに関連した内容となっています。
世の中にはいろんな家族や親がいますが、親との関係がうまくいかず「自分の親は毒親かもしれない」と悩んでいる方もいます。
もしあなたの親が毒親であるなら、適切な対処をするべきです。
なぜなら自立した人生を送れなくなってしまうからです。
実は私も毒親のようないわゆる機能不全な家庭で育ち、自立してから家族とは10年以上絶縁状態です。
絶縁と聞くと大層な感じがしますが、今は気楽にのんびり過ごすことができています。
自分の経験も含めて、この記事では「毒親の対処法と特徴」をご紹介します。
この記事を読んであたなが毒親から解放されて、自立した人生を送れるようになりますように!
毒親の対処法は家を出て自立することから
毒親の対処法は自立です。
家を出て毒親と物理的に距離を取るのが基本となります。
毒親のタイプにもよるので、関係修復ができそうな場合もあればそうでない場合もありますよね。
「毒親とまではいえないけど親がしんどい・・」という方もいると思います。
どんなタイプでも、あたなに悪影響があるのなら、お互いのためにまずは自立して毒親と距離を取ることは重要だと考えます。
私の家族も猛毒で身の危険性があるなほどの毒親のタイプではなかったですが、一言で表すならかなり陰湿。
モラハラや精神的なDVというとわかりやすいかもしれません。
でもそういった異常な家庭環境にいると、気付かないうちに考え方も歪んでいき、当たり前の感覚がマヒしていきます。
たとえば、「家を出るべき」という普通の人ならできる判断ができなかったり、そもそも「毒親」であることに気付きません。
私の場合もそうでしたね。
自分が成長するにつれて親のDVや家族の異常さに気付いたものの、でも違うと思いたい気持ちもあってなかなか行動できなかったんですよね。
家を出て自立するといっても、そう簡単にできない方もいると思います。
もし、私のように悩まれているならこう伝えたい。
あなたの人生なのだから、「あたな自身を優先することは当たり前」ということを。
家を出ると普通の感覚が育っていきます。
「異常だったんだな」と気づくことも多く、毒親の元から離れて自立することは、精神的にずいぶん楽になります。
自立だけ?毒親から逃げるための対処法
根本的な解決策は毒親の対処法は家を出て自立することですが、家を出るのが難しい方もいると思います。
ここでは実家にいてもできる具体的な対処法もご紹介します。
毒親と絶縁する
毒親の対応に寄りますが、自立して家を出るだけでなく絶縁も考えましょう。
法律的に絶縁するということはできませんが、毒親と連絡を絶って絶縁状態にすることは可能です。
電話番号を変えて連絡手段を断つ、住民票の閲覧制限、引っ越し先の住所は教えないようにします。
各機関へ相談
自立するにはまずはお金が必要で、年齢的に未成年は難しくなります。
それでも今すぐに毒親から逃げたい場合は、必要最低限の荷物を持って警察などに相談しましょう。
20歳以下なら、児童相談所や子どもシェルターで保護してもらえる可能性があります。
- 行政(役所)の相談窓口
- 警察
>>警察庁Webサイト - 児童相談所や子供シェルター
>>全国児童相談所一覧|厚生労働省
電話相談は「電話相談|厚生労働省」から確認できます
相談はメール、LINE、電話などがあり全て無料です。
追いつめられてる状況では正しい判断ができないので、どのように対処すればいいのかをどの機関でもいいので窓口や電話などで相談しましょう。
相談する際に、痣やケガの写真や毒親の記録を残して証拠として提出したりして、状況を正確に訴えると伝わりやすいです。
これらの相談機関は、あなたが相談していることを毒親に知らせるようなことはありません。
未成年だったり経済的に自立が難しい場合は、なかなか実家を出ることは簡単ではないと思います。
いずれ家を出るけど今は無理という方も、相談していみるといいでしょう。
今すぐに家を出て一人暮らしができなくても、将来のために貯金や仕事は確保しておきましょう。
実家暮らしは毒親との接触を減らす
自立して毒親から離れるほうが良いと伝えましたが、全員に一人暮らしを勧めるわけではありません。
諸事情で実家から離れられない人もいますよね。
すぐに一人暮らしできない場合の対処法は、まずはなるべく毒親との接触時間を減らすのが有効です。
毒親と距離を置けるので、精神的に楽になれるからです。
実家暮らしだと難しいように思えますが、毒親が部屋に入ってこないなら、なるべく部屋にいることで接触時間を減らせます。
もし部屋に入ってくるなら、外出して強制的に距離を取りましょう。
時間をつぶせる外出先がひとつでもあれば、いざというときでも安心できます。
カフェなどでも良いので、あなたの避難所となる場所をひとつ確保してください。
暴力的な毒親の場合はこれらの行動は逆効果になることがあるので、粛々と一人暮らしするための準備をする、もしくは各機関へ相談(逃げる)するのがいいでしょう。
毒親の特徴
あなたは親が毒親であることに気付いていると思いますが、「まだ違うかも・・」と疑っている方もいると思います。
毒親にはどんな特徴があるのでしょう。
- 子どもをけなす
- 押し付けがましい
- お金の無心をする
ほかにも、暴力的、過干渉、過保護、ヒステリックなどの特徴があります。
上記がすべてではありませんが、子どもに対して「理不尽である」共通点があります。
当てはまる部分が多ければ多いほど毒親の度合いも高いと言えます。
こうやって見ると、私の家族もがっつり当てはまっています。
普通に考えるとこれらの行動は親としておかしいと感じるのですが、なかなか自分の親を悪く思うことってできないんですよね。
自分を責めたほうが楽なので。
それだけ親というのは子供にとって大きな存在で絶対的なんだな・・と感じます。
子どもをけなす
毒親には「子どもをけなす」傾向があります。
子どもを一人の人間として尊重できないからです。
毒親になりやすい人の特徴として、自身と他人の間にある「心の境界線」を引けないことが挙げられます。
そのため子供に対して、幸せになってはいけない、あなたにはできないなど、毒親は全否定します。
私も肯定された記憶がないですね。
子どもをけなして、自尊心を保っているとも言えるでしょう。
根拠もないのにけなしてくる親は、毒親である可能性が高いです。
押し付けがましい
子どもに対して押しつけがましい(恩着せがましい)毒親には注意が必要です。
子どもを自分の思い通りにコントロールしようとしているからです。
あなたを育てるために苦労した、子育てのために私はこれだけ我慢してきた、辛い思いをたくさんしたのはあなたがいたからだなどの言動があります。
自分が基準で自分が正しいと本気で思っているのです。
自分をどれだけ犠牲にしてきたかを押しつけるように話し、子どもの罪悪感や同情を誘ってきます。
感謝を強要し、引き換えに親を優先するよう強いてきます。
毒親は子どもをコントロールしようと押しつけがましい発言をしているので、耳を貸さないでください。
お金の無心をする
毒親の中には会うたびにお金の無心をしてくる親もいます。
毒親が子どもにお金を無心してくる方法にはパターンがあります。
怒鳴ったり、けなしたりして子どもを脅すことでお金を要求したり、子どもに同情させる、罪悪感に訴えたりしてお金をせびるなどです。
毒親自身は働けるにもかかわらず、上記の方法で定期的にお金を無心してきます。
お金を渡すのが当たり前と思ってはいけません。
私の場合はお金の無心はなくても、貯金などのは全て使われました。
数百万円です・・
なぜか通帳だけは返ってきましたけどね。
毒親から自立する際の注意点
効果的な毒親の対処法は1人暮らしをして自立することです。
相手は毒親なので、普通に自立するのは有効な対処法にならないこともあります。
まだ常識がある毒親なら、物理的に距離を置くために自立するだけでも十分な対処法となります。
私の場合も、あからさまに非常識なことをするような毒親のタイプではないため、絶縁とはいえ、家を出て自立するだけで生活はずいぶん楽になりました。
しかし、身の危険性もあるような毒親もいますよね。
徹底して毒親を対処するなら、以下のことに注意しましょう。
- なるべく遠方へ引っ越し
- 毒親との連絡を絶つ
- 支援措置の手続きをする
- 分籍や転籍をする
- 改名をする
毒親のことから離れるなら、実家の住所からなるべく遠方の場所で自立するのがいいです。
近隣でも問題ないなら遠方でなくても大丈夫です。
そして、身の安全を確保する為に、毒親に住所を知られないようにするために分籍・転籍・支援措置などの手続きや、場合によって名前の改名も検討しましょう。
金銭的に引っ越しが難しい場合でも、自治体の移住者支援制度を利用して遠方の田舎へ引っ越したり、寮つきの仕事を探すなどで出費を抑えることができます。
常識が通用しない毒親は執着も尋常ではないため、これくらい徹底した対処も必要です。
万が一のことを考えて、警察や市役所などで相談しておくといいです。
毒親から逃げたい気持ちを優先しよう
毒親から「逃げたい」「離れたい」と少しでも思ったら、あなたの気持ちを優先して対処しましょう。
毒親といくら一緒にいても、状況が良くなる見込みはありません。
自立した生活を送るために、毒親から解放されることが重要です。
毒親はあなたの足を引っ張ることしかしないからです。
毒親はなかなか変わらないので、あなたが変わるしかありません。
- 毒親から物理的・精神的に距離を取る
- 毒親の思い通りにならないことを明確にする
- 毒親を他人だと認識する
上記のような対処をすることで、毒親からの解放に近づけます。
毒親と言えど家族を大切にしたいと考える方もいると思います。
今後の家族との関係性については、家を出てからでもいくらでも考えることができます。
正直、私も家族と絶縁状態とはいえ、このまま拒否し続けてもいいのかは悩みどころです。
自立して家族と物理的に距離を取ったことで、関係性が悪化することはなくなり、何なら一部の家族とは会えるようになりました。
今でも親とは10年以上会っていませんが、だからといって特に何も困っていません。
親は毒親という自覚がないので、まともに話し合いはできず、私としても積極的に家族と関係修復をしたい気持ちもありません。
流れに身を任せています。
家を出た当初は恨みの気持ちをエネルギーに変えて必死で生きていましたが、執着もなくなりましたね。
今後の家族関係はなるようになる、そう思っています。
毒親の対処法のまとめ
毒親にはいくつかの特徴があります。
でも、自分の親が毒親であったり、家族が機能不全家族であることに気付いていない方は多いです。
私もなかなか自覚できず、家族のことで20年苦しみました。
もしあなたが毒親だと自覚しているなら、毒親の対処法を参考にしてください。
一番は家を出て自立することですが、それが無理なら相談機関を利用しましょう。
自立を考えているなら、しっかり将来設計を立ててくださいね。
「親は大事にしなさい」
「親孝行をしなさい」
など言ってくる人もいますが、真に受けてはいけません。
毒親と無理に関わる必要はなく、毒親はあなたに良い影響を与えないからです。
親の言っていることを正しいと思わず「自分の親は毒親かもしれない」と感じたら毒親の特徴を確認し、適切な対処をしてください。
強い覚悟と意思を持って行動しましょう。
自分の身は自分で守るしかないのです。