結婚や離婚や分籍などで、本籍地の変更の手続きをすることがあります。
本籍地は自由に変更できますが、人気の場所は皇居です。
ここではどんな理由で皇居に本籍地を置くのか、皇居を本籍地の住所にするデメリットについてまとめています。
皇居以外に人気の住所もあるのでそちらの住所ご紹介しています。
皇居の住所の書き方に注意
本籍地を皇居に変更する際に記入する住所は、
東京都千代田区千代田1番
が正しい表記です。
皇居の住所は東京都千代田区千代田1番1号ですが、本籍地は地番で表すため住所とは異なります。
下記のようなネット検索で載っている住所は、皇居の本籍地ではありません。
- 東京都千代田区千代田1番1号
- 東京都千代田区千代田一丁目1番
- 東京都千代田区千代田1-1-1
このあたりは間違えやすいようなのでご注意ください。
東京都千代田区千代田1番の住所以外で登録してしまうと、皇居ではなく全く別の場所が本籍地になってしまいます。
戸籍の本籍地を皇居に変更する理由
- 新居から近い住所だから
- わかりやすい住所だから
- 親族にバレても大丈夫な住所にしたい
- 再開発などで変わらない住所だから
皇居を本籍地にするのは人気の住所だからというのもありますが、覚えやすさや新居から近いなどの理由があります。
現状では戸籍の取り寄せができるのは本籍地がある住所(役所)なので、住居地から遠いと戸籍の取り寄せが面倒です。
結婚や離婚などで新住所に移った際に、利便性を重視して皇居にしたり、中には記念に目立ちやすい場所を選ぶ方もいます。
あとストーカーや何らかの事情で身内などに住所を知られたくないという場合に、本籍地を住所とは全く違う場所に多くケースもあります。
ちなみに私は本籍地の住所を変更しているのですが、新しい本籍地は皇居にしていません。
特に何も考えずに過去の旧住所にしているのですが、意外と住所を忘れるんですよね。
皇居のようなわかりやすい住所にしておけばよかったなーと思うことがあります。
ただ、皇居を本籍地にするのはデメリットもあるので、そのあたりはよく考えないといけないです。
戸籍の本籍地を皇居にするデメリット
誰でも戸籍の本籍地を皇居にすることができますが、考えられるデメリットがあります。
取り寄せが面倒になる
県外に住んでいる方の場合は、戸籍の取り寄せが面倒になります。
都心部の近くに住んでいる場合は、皇居にしてもそこまで不便はありませんが、地方に住んでいる方は戸籍の手続きがやや面倒です。
都心部に実家があるとか、引っ越し予定があるとか、しばらく都心部付近で住むという方は、本籍地の住所を皇居にすると便利ですね。
このデメリットはマイナンバーカードがあれば問題ありません。
現住所から本籍地が遠いと戸籍の取り寄せが面倒ですが、今はマイナンバーカードがあればコンビニ交付ができます。
千代田区はコンビニ交付に対応しているので、マイナンバーカードがあるなら、遠方に住んでいてもデメリットはありませんね!
気まずさがあるかも
皇居というのは誰もが知る場所です。
その住所を戸籍の請求時に記入する際、少し気まずいというか、恥ずかしさがあるかもしれませんね。
ただ役所の担当者は慣れているので、そんなことは気にする必要はないでしょう。
本籍地を皇居にするのは、恥ずかしさよりも特別感みたいなのもがあるかもしれません。
手続きに時間がかかるかも
ウィキペディアによると、皇居は最も人気の本籍地の住所です。
なので、戸籍の本籍地を皇居にする方がかなり多いため、戸籍の請求の手続きに時間がかかる可能性があります。
そうはいっても込み具合にもよりますが、数分から20分程度です。
窓口でなく郵送で取り寄せる場合は、皇居でなくてもそこそこ時間がかかります。
戸籍の本籍地の人気ランキング
1番人気の本籍地は皇居ですが、それ以外に人気の本籍地の住所があります。
本籍登録が多い住所のランキングは下記のようになります。
- 1位皇居
東京都千代田区千代田1番 - 2位大阪城
大阪市中央区大阪城1番 - 3位阪神甲子園球場
兵庫県西宮市甲子園町1番
他にも4位以下は沖ノ鳥、北方領土、尖閣諸島と続き、東京タワー、ディズニーランドが人気です。
国会議事堂を本籍地にする方もいるようです。
ちなみに人気スポットの富士山は、住所(地番)がないので本籍地を置けません。
戸籍の本籍地を皇居にするデメリットと書き方のまとめ
あらゆる人気の場所を本籍地にすることができます。
今はマイナンバーカードがあればコンビニ発行できるので、本籍地を変更するデメリットはないかもしれないですね。
本籍地の住所の書き方は、くれぐれもお間違えのないようにしてくださいね。